去る2022年はコロナ渦ではあるものの、少しずつ行動規制が緩和されていった年でした。
劇団サードクォーターでも、約3年ぶりとなるホールでの舞台の上演ができました。
2023年最初のブログは、昨年12月25日(日)に上演した チビゲキVOL.4「貧乏神の宿賃」のご報告です。
この3年間、様々な場所で様々な作品を継続して上演してきましたが、
ホールで、舞台セットに照明、音響を準備しての公演は久しぶりです。
「チビゲキ」と銘打ち、
・全席自由
・途中退席自由
・飲み物(蓋つきに限り)OK
・託児所あり
の、子供向け・親子向けの芝居を浦和コミュニティセンターさんと共催で毎年夏に公演させていただいていました。
3年続いたチビゲキも、2020年公演予定だった作品はコロナ感染拡大により中止となりました。
今回は3年ぶりに、今回はクリスマスに公演することとなりました。
舞台セットを組んだり、舞台を組むことを「タタキ」と言いますが、この作業も3年ぶり!
舞台上で釘を打ったり、ビスを打ったり…本当に懐かしい!
そして仕込みや本番の進行を管理してくださる舞台監督さんの存在の有難さを改めて認識しました!(今回は何度もお世話になっている海老沢栄さんがやってくださいました)
いやぁ~…舞台セットが立つと圧巻! 野外での素舞台が続いたので、懐かしさがこみ上げました。
照明・音響も入り、「ああ、本当に久しぶりの舞台だなぁ…」と思いました。
(照明・中山仁さん、音響・権藤まどかさん、サードクォーターおなじみのお二人です!)
仕込みが終わり、ゲネプロ(照明・音響ありの本番と同じ状態での通し稽古)、最後の演出からのダメだし、返しを終え、本番前日は撤収。あとは本番をやりきるのみ!
ちなみに
仕込み日も
本番当日も
会場の窓から富士山がはっきりと見えました。
会場の受付・案内はボランティアの皆様が担当してくださいました。
劇団員のほぼ全てが出演者となり、劇団員では手が回らない当日対応を毎年ボランティアの皆様に手助けしていただいております。
本当に、いつもありがとうございます。役者が芝居に集中して本番に向かえるのは皆様のおかげです!
本番も、小さな子供にも集中して観てもらえていたようです。
子供のトイレについて外へ出たお母さんの方が、続きが気になって急いでいた場面もあったそうです。
役者としても、会場全体が一体感を持って舞台に集中してくれていると感じられる場面がありました。
久しぶりの舞台という場所で、観てくれている皆さんと、一体になる空気を感じ、その中にいられたことが、本当に嬉しくなりました。
見せる側の我々が芝居の出来を上げていくのは当然、そこに見てくれる皆様の気持ちも加わって、やはりそれで初めていい舞台というのはできるのだと、改めて思わせてくれました。
関わってくださった皆様には、本当に感謝が絶えません。
本番後、お客さんも一緒に記念撮影。
会場の雰囲気、少しでも伝わるでしょうか?
また、公演後のアンケートでは以下のような声をいただきました。
・とても楽しかったです。テンポが良くてセリフが軽快で、時期的なことも加わっていて、最後に少しジンときました(^-^)(50代)
・ちょうど年末ジャンボ当たったら株を買って不労収入で〜…と、自分の欲に取り憑かれていたので( ゚д゚)ハッとさせられました。
貧乏神様、劇団員の皆様、今手の中にある幸せに気づかせていただきありがとうございました。(40代)
・子どもと初めて舞台を拝見しましたが、予想以上に食いついて見ていたようで、「面白かった〜!」ととても満足したようです。私自身も大変楽しめました。ありがとうございました!(40代)
・正直にいってストーリーや役者さんの演技の質の高さ、舞台照明・音響など予想を超えるもので充分に楽しめました。(60代)
・とてもわかりやすい内容で良かったです。敢えて敷居の低い観劇環境を作られたことで初めて舞台を観る人も見やすいのではないかと思いました。(30代)
・間近で感じれる観劇が、演者さんとの距離感も近く、子どもにとっても劇を身近に感じることのできる機会になりました。
子どもの声が聞こえることも、空気を柔らかくしてくれました。
乳幼児を連れて観劇できるこういった機会が、増えていくといいです。
娘と、顔を見合わせたり、微笑みあったりしながら観劇出来、幸せな時間でした。
ありがとうございました。(40代)
・初めて劇を観ましたが、とても良かったです。ブルーシートに座るのがすごく良かった!(40代)
どれも満足度の高い感想ばかりいただきました。
ありがとうございます!
楽屋裏もこんな感じに、和気あいあいとしていました(笑)
2回公演終演後は出演者・スタッフの皆様で記念撮影!
みんな、最高の笑顔でしょう?
本当に、みんなの力あっての演劇です。
今年2023年もチビゲキ上演予定です。
また、そこでお会いできることを願っています。
それでは皆様、次の公演でお会いしましょう。
今回のブログは小道具担当、「貧乏神の宿賃」作平役の鈴木潤がお届けしました。
今年もよろしくお願いします。
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