みなさん、こんにちは。劇団員の鈴木潤です。
「長靴をはいたネコ」を、あびこ農産物直売所あびこん(3/20(日))、美園マ・マルシェ(4/2(土))と二箇所で上演させていただきました。
そして4/10(日)、商店街「都賀の台ショッパーズ」で開催される「都賀の台マルシェ」でも「長靴をはいたネコ」を上演させていただきました!
都賀は私、鈴木の地元。こんな形で、地元で上演させてもらえるとは感慨深いものがあります。
本番当日は幸い、天気に恵まれました!
住宅街の中、歩道・車道を背にしているため、通行人や通行車がお客様に見えてしまう、車が通るたびに大きな音がするという状況の中ではありましたが、それでも最後まで集中していただき、温かい拍手をいただきました。ありがとうございます。
今回は、この「都賀の台マルシェ」を主催している、都賀の台不動産株式会社の丸山さんにお話しもお伺いしました。
(写真左の方が、丸山さん)
丸山さんは都賀の台に40年以上住んでいます。
丸山さんのお母様は商店街の近くで文房具屋を営んでおりました。いつも学校帰りの子供たちの集まる場所にもなっていたそうです。しかし、サラリーマンのお父様が体調を崩され、文房具屋も閉めることが多くなり、客足は遠のきました。
その後、お父様が亡くなられた後、お店の建て替えを考えた際、同じものが百円ショップで安く売られていることもあり、文房具屋は辞めてしまったそうです。
そのこともあり、また、「都賀の台ショッパーズ」という商店街が元気だった頃を知っていることからも、この町を買い支えていかないと、「何かするならこの町で」と、六年前からここで不動産会社を営んでいます。
そして、この町を元気にする一環として、月一の「都賀の台マルシェ」を約5年前から開催を始めました。
開催してみるとすごく多くの方が集まり、「どこからこの人たちはやってくるんだろう」と驚いたそうです。
その中で「30年ぶりだね~」なんて話しているお母さん・お父さん方が何組もいたことにも驚いたとか。そのことから「人ってやっぱり集まりたいんだな」「人が集まる場って、みんな欲しがっているんだな」と感じたそうです。 また、子供たちも、大きくなった時に「シャッター商店街でこんなことあったよねー」とか「楽しいことあったよねー」みたいに思い出してくれたらいいな、とも言っていました。
この町は戸建て住宅中心の町で、ここに引っ越してくる方たちは一生この町で住む人たちも多い。そんな人たちが住みやすい町・この町に来てよかったみたいなかたちで、もっと発展していけばいいかな、とのこと。
「結局、自分の住みやすい町に変えていくことはできるんだから。行政とかに頼まなくて、自分たちのできる範囲で。自分たちの好きな暮らしを作っていけるんじゃないかなと。住みたい町は自分たちで作れると思って。ちょこっとずつ、色んなことやってます」
丸山さん、ありがとうございました。
今回、地元で公演する中、両親や同級生に、劇場ではない距離で作品を観てもらえたこともそうですが、なにより、地元でこのような想いを持って行動されている方をいることを知ることができたのも、とても貴重な体験となりました。
このたびは、上演の場・機会をいただいたこと、とても感謝します。
劇団サードクォーターは地域に根差した活動を応援しています!
お声がけいただければ、どこへでも向かいます!!
そして、6月には久しぶりの室内での公演。稽古場公演を予定しています。
詳細はまた後日、発表いたします。
今回のお相手は、劇団サードクォーター劇団員、役者・小道具班の鈴木潤でした。
それではまた、どこかで。
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